2015年春現在発売されている192種類のヘッドホンの情報編集・調査分析している家電検索が、ヘッドホンの選び方についてご案内します。
はじめに知っておくこと
ヘッドホンのタイプ
キーワード
ノイズキャンセリング
Hi-Res(ハイレゾ音源)
Bluetooth(ブルートゥース)
メーカーごとのポイント
beats by dr.dre
ヤマハ
DENON
パナソニック
ULTRASONE
SOL REPUBLIC
Sony
オーディオテクニカ
ゼンハイザー
AKG
JVC
BOSE
MONSTER CABLE
JBL
Pioneer
Philips
KOSS
SHURE
SKULLCANDY
TDK
はじめに知っておくこと
ヘッドホンのタイプ
<密閉型>
内側の音が漏れてしまわないよう、発音体の後ろ側をハウジングで覆っているタイプ。
外部の騒音を遮断し、目的の音を明瞭に聴くことができます。
一般に低音が力強く、音がこもる印象を受ける場合があります。
<オープンエアー(開放)型>
発音体の後ろ側が露出しているため、音がこもらず、広がりのある音が得られます。
ただし外に音が漏れてしまうので、公共の場で大音量を聞くのには適していません。
一般に高音がよく伸び、低音がやや弱い印象を受ける場合があります。
<セミオープン型>
音を増幅するハウジングと呼ばれる部分に小さめの穴が開いているタイプ。
ハウジングの密閉空間で低音の増幅ができるため重低音の表現力に優れています。
しかし、音質は独特な篭りがあります。音源から直接聴く音と反響音を同時に聴く音のずれ、
反響時の音の変化、ハウジングその物が共鳴し音を鳴らしたりと様々な影響があるからです。
キーワード
ノイズキャンセリング
マイクで集めた周囲の騒音を、逆位相の音波で打ち消す機能のことです。
小さな音量でも聞き取れるようにすることで、音漏れを防いだり、耳への負担を軽減したりできます。
ノイズキャンセリング機能を利用するには、ヘッドホンの充電(※電池を使用するヘッドホンもあります)が必要ですが、電池が切れても通常のヘッドホンとして利用できます。
Hi-Res(ハイレゾ音源)
“ハイレゾ音源”とは、主にCDのクオリティ(16bit/44.1kHz)を超える音質の音楽データのことです。
音源によっては、CDの約3倍~6.5倍(24bit/96kHz ~ 24bit/192kHz)の情報量になります。
アーティストが伝えたい音や空気感、今まで聴こえなかった音を感じることができます。
ハイレゾ音源を楽しむには、ハイレゾ音源に対応した機器が必要です。
Hi-Res対応のヘッドホンでは、ハイレゾ音源を十分に楽しむことが出来ます。
Bluetooth(ブルートゥース)
Bluetooth(ブルートゥース)とは、周辺機器をワイヤレスで使える近距離通信規格のことです。 Bluetooth対応のヘッドホンを利用すると音楽や通話、ワンセグの音声をワイヤレスで楽しめます。 ケーブルがないので、音楽再生端末をカバンの中やポケットの中に入れても、ケーブルが引っかかる心配がありません。
Bluetooth機能を利用するには、ヘッドホンの充電(※電池を使用するヘッドホンもあります)が必要ですが、電池が切れても有線でケーブルをつなげば通常のヘッドホンとして利用できます。
メーカーごとのポイント
beats by dr.dre
ユーザーライクな仕様としてケーブル着脱式。
Apple製品に対応した3ボタンマイクケーブルとリモコンマイクなしのmini-miniケーブルが付属されています。
また、カラーバリエーションの豊富さも特徴です。
ヤマハ
スタジオ録音向けから、スタイリッシュモデルまで幅広いラインナップ」が特徴です。
また、ユニークな折りたたみ機構を採用した最先端のスタイリングも特徴です。
DENON
Denon独自の5角形のイヤーパッドが特徴です。低反発素材で耳にやさしくフィットするのと同時に、周囲の騒音もシャットアウトします。また、ヘッドホン再生の理想形を追求して誕生したナノファイバー振動板を搭載したモデルでは、奥行き感のある豊かな音が楽しめます。
パナソニック
ヘッドホン用の最新サラウンド規格である、最大11.1ch DTS Headphone:X(TM)が特徴です。ヘッドホンで聴いた音が頭の中で鳴るのではなく、自分の周りをスピーカーが取り巻いているかのように、頭の外に広がるサウンドで聴こえます。
ULTRASONE
独自開発したナチュラル・サラウンド・システム「S-LOGIC」が特徴です。ハード的限界最大限の三次元サウンドを実現する特殊チューニングを搭載しています。
また、ULE(低周波電磁波低減技術)を搭載していて、ドライバーから発生して人体に到達する電磁波を低減、ドライバー出力部をシールドすることで最大98%の電磁波をシャットアウトします。
SOL REPUBLIC
世界初となる交換、取り外し可能な設計が特徴です。カスタマイズが可能なヘッドバンドと着脱式ケーブルは、気軽にカラーやスタイルを変えることができます。また、FlexTech™と呼ばれるポリマー素材によって作られたヘッドバンドは非常に耐久性が高く、バンドをひねっても曲げても破損を心配する必要がありません。
Sony
常にヘッドホンの販売シェア上位を争う、日本を代表するヘッドホンメーカー。
ハイレゾ対応の高級モデルから、エントリー向けの安価モデルまで、更にはノイズキャンセリングやBluetooth接続に対応したモデルなど、幅広いラインナップが揃う。
オーディオテクニカ
ベーシックな意匠メインとして、
Hi-Res対応・DJモデル、プロフェッショナルユースの大型モデルから安価な普及モデルまで幅広いターゲット向けに
商品展開をしているオーディオ機器専門の日本メーカー。
ゼンハイザー
MOMENTUMヘッドフォンにより有名なドイツの音響機器メーカー。
世界で初めてオープンエアー型のヘッドフォンを開発し、現在もその後継機が世界中のプロフェッショナルに愛されている。
「ありのままのサウンドを再生する」ことに長けている。
AKG
音楽の都、ウィーンで創立されたプロフェッショナルブランド。世界中のレコーディングスタジオや放送局で愛用されている。オープンエアー型のヘッドホンが特に優れており、長時間のリスニングも心地よい、広がりのある音質と言われる。
JVC
日本ビクター株式会社のグローバルブランドで、オリジナリティ溢れるモノ作りをしている。
幅広いラインナップと、高いコストパフォーマンスで人気がある。
BOSE
生演奏の音を忠実に再現するために心理音響学の分野にまでわたり研究され産み出されたBOSEのサウンドシステムは家庭だけでなく車、アリーナやショップ、レストランなど、あらゆる高品位な音が求められるシチュエーションで採用されている。
ヘッドホンの展開はノイズキャンセリングやBluetooth接続対応など最新のテクノロジーを取り入れながらも、高音質と軽さ・耐久性を兼ね備えた高級機種がラインナップされている。
MONSTER CABLE
エンジニアでありミュージシャンでもあるノエル・リーは、ケーブル構造の違いがオーディオ・パフォーマンスに影響を与えることに気づき、より良い音質を引き出すためのケーブル開発に着手。
瞬く間に音楽ファンやミュージシャンを魅了し、満を持して2008年よりヘッドフォン事業に参入。
ミュージシャンのマイケル・デイヴィス、アパレルブランドのDIESEL、世界最大の総合格闘技UFCなどとのコラボモデルなど、優れた音質だけに留まらない、画期的な製品を次々と発表。
一躍世界中から注目されるトップブランドに。
JBL
60年以上の長きにわたるスピーカープロダクトで培われたサウンドテクノロジーを、コンパクトなフォルムに移植。
Bluetooth接続やリモコン対応、折りたたみ式などアクティブに使用できるモデルが優れたコストパフォーマンスで展開されている。
Pioneer
多くのDJから支持を受けるプロモデル、クラブサウンドに拘った高級モデル、コンパクトx豊富なカラーバリエーション、エントリーモデル、TV用など幅広いラインナップが展開。
特にDJ機器は業界シェア7割を誇り、プロDJとクラブの業界標準とされている。
Philips
音質の追求に定評のあるオランダメーカー。厳しいトレーニング項目と評価基準をクリアした「音のソムリエ」ゴールデンイヤー(全世界46名のみ)による厳正な審査を通したこだわりの商品開発。
KOSS
50年以上、米国を代表するヘッドホンメーカー。25年以上愛されているロングセラー商品「koss porta pro」に代表される「躍動感ある音」に根強いファンも多い。
SHURE
音への高い解析度をもとにした忠実な音への再現にミュージシャン・エンジニアからの評価が高い。高価格帯商品が中心のラインナップ。
SKULLCANDY
ストリート系ファッションのエッジの立った「魅せる」ヘッドフォン。低音に反応して振動するモデル「SKULLCRUSHERS」を発売するなど個性派アメリカ・メーカー。
TDK
スマホでの音楽試聴を意識したヘッドフォンが充実しているのが特徴。独自技術「Kleeワイヤレステクノロジー」による高音質ワイヤレス・ヘッドフォンがラインナップされている。